2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

100分 de 名著 オルテガ 大衆の反逆 多数という「驕り」

中島岳志「100分 de 名著 オルテガ 大衆の反逆 多数という「驕り」」読了。副読本として本当に素晴らしい。特に第4回でオルテガを中心とした関連思想を紹介しているのは実に有益。オルテガは最終的に現象を観察し、未来への提言はしなかったという解釈でいい…

大衆の反逆

オルテガ,桑名一博「大衆の反逆」読了。後半は理解不能な部分が多かったが、大衆が貴族となることを求めない(なり得ないから凋落している)という理解で良かったのか再度読み返したい。しかし序盤には心打たれる記述が大変多い。特にultima ratioについて…

愛するということ

エーリッヒ・フロム,鈴木晶「愛するということ」読了。「悪について」に引き続きフロムの著書に対して怒髪天になるの巻。余程相性が悪いようだ。愛の対象によって兄弟愛、母性愛、異性愛、自己愛、神への愛と分類しているのには心底幻滅した。内容は頷くと…